ストリップに戻ってストラトスフィアに行ってみることにしました。
ここにはちょっと変わったゲームがあります。
ストラトスフィアの変わったゲームと言えばDouble Exposure
Blackjackが有名です。
このゲームはディーラーのカードが2枚とオープンになっています。
ですからディーラーが20の場合は自分のハンドが19でもヒットです。
もうディーラーが勝手に配ってきます。
DEブラックジャックは最初の10分は結構面白くプレーできますが、すぐに飽きてしまいます。
ディーラーにホールドカードがあるからブラックジャックは面白いのだと言うことが実感できます。
で、
今回私がプレーしたちょっと変わったゲームとはクラップス系です。
そのラスベガスにおいてストラトスフィアに1台しかないゲームの名前とは・・
Crapless Crapsです。
まずはこの写真を見てください。

何か変ですよね?
そうです。
ドントパスのベットエリアがありません。
要するにドントパスにベットできないのです。
じゃあカムアウトロールで2、3、12が出たらどうするの?
当然の疑問です。
通常はカムアウトロールで2、3,12が出てしまえばCRAPと言ってパスラインに賭けた人の負けになりますが、Crapless Crapsは2,3,12でもポイントにしてしまいます。
何となくゲーム名の由来が分かってきましたね。
そうですcrapがないからcraplessなんです。
そして、カムアウトロールで11が出た場合にもポイントです。
要するにカムアウトロールにおいては7が出れば勝ちですが、それ以外はすべてポイントとなりポイントロールに突入なのです。
このゲームは、ある意味でかなり貴重です。
理由は参加者全員が運命共同体だからです。
カジノゲームにおいてメインの賭けで全員が同じ運命を辿ると言うのはありません。
ブラックジャックならディーラーがバストしても、各自のハンドが違いますから、その前にプレーヤーがバストしてしまえば負けですし、同じ結果に賭けるバカラやルーレットなども賭ける場所が違えば、同じ結果が出てもそれぞれの勝負結果となります。
クラップスにおいても殆どの人がパスラインに賭けますが、ドントパスに賭けることも可能です。
しかもドントパスはパスラインに比べて期待値が良いとの賭ける理由もあります。
しかし、クラップレスはオプション的な賭けでのエニーセブン等はありますが、メインの賭けに関しては全員がパスラインに賭けることになりますので、全員勝ちか全員負けかです。
カジノゲームにおいて唯一ではないかと思っております。
完全にカジノVSプレーヤー軍団です。
何かドキドキしてきますよね。
ただ一つ問題があります。
それはハウスエッジが高いことです。
クラップレス・クラップスのパスラインへの賭けへのハウスエッジは5.38%もあります。
勝てば2倍配当の賭けにおいてこのハウスエッジは絶望的です。
00ルーレットの赤黒の賭けと同程度です。
ルーレットのハウスエッジは何処に賭けても同じと言う意見がありますが、これは大変誤解を招きやすい表現です。
赤黒、ビックスモール、丁半のような賭け場所に賭けても、スイッチ賭けの一点賭ける方法でも確かにハウスエッジは同じなのですが、それはあくまでも現在の賭け金に対するハウスエッジです。
もし100円を持っている人が、それを3600円にしようと思った時のハウスエッジではないと言うことです。
この場合にスイッチに賭けた人のハウスエッジは5.27%のままですが、赤黒に賭けた人は何回か連続で勝たなければなりませんから、その都度ハウスエッジが加算され、当初の5.27%の以上のハウスエッジを負担しなければならなくなるのです。
中心極限定理と言うのがありますが、試行回数を増やしていくと、期待値通りに収束しやすくなることを証明しています。
この場合の短期間で収束しやすくさせる条件としては、低倍率があります。
低倍率配当のゲームこそが低いハウスエッジで大数の法則と中心極限定理を後ろ盾にカジノに利益をもたらすのです。
実際に、キノ等に代表される高配当ゲームの期待値は2倍配当のゲームと比べてハウスエッジが高目に設定されているのは、高倍率ゲーム大数の法則が収束しづらい為に、その分保険的に高いハウスエッジが採用されていると言えます。
ただ単にハウスエッジが高いからと言って、他のゲームとの有利不利を比べるは危険と言うことです。
同条件にして初めて有利不利が判断でき、今の自分に適しているかどうかが分かるのです。
何処に賭けても同じハウスエッジのルーレットにしても、倍率が違えば違う賭けとの理解が大切です。
クラップスの場合には様々な配当で様々なハウスエッジの賭けが混在しています。
それを単にハウスエッジが高いかどうかだけで判断せずに、その倍率にも注目して自分の状況に照らし合わせた上で判断することが重要です。
これが出来ていないと、ただ本で読んだ、人から聞いただけのアマチュア知識となってしまいます。
カジノのハウスエッジを知る方には悪名の高い日本の宝くじも、その観点からすれば当然と言えます。
100万倍の配当には50%の控除率もまずまずと言えます。
しかし勿論私も日本の宝くじを擁護する気はまったくありませんが、問題は単純なハウスエッジの高さではなく、他にあると思います。
日本では宝くじ(富クジ)は禁止されています。
その中において独占的権益を得ていて、しかも自治省が後ろ盾になり、日本を代表する大手銀行が仕切っている状況において、ハウスエッジ50%はお粗末すぎます。
しかもラスベガスのキノの場合は間違いなく、カジノもギャンブルをしています。
全員が$10万獲得の可能性もあるわけです。
高いハウスエッジ設定に見合うリスクをカジノ側はおっているのです。
が、
日本の宝くじはパリマチュアル方式ですから、集めた金を分配しているだけです。
ギャンブルしていません。
その配分する時の会話が・・
「日の丸親分半分どうぞ。」
「ん。じゃあ遠慮なく。」
的に行われているのが問題だと思います。
遠慮しろ!
って、感じではないでしょうか?
それにライバル出現にはムキになって警察まで使って妨害します。
「海外の宝くじを購入するのは違法です。捕まえますよ。」
と、言って脅しにかかります。
消費者としては、当らないながらも少しでもペイアウト率が良い宝くじを買いたいと思うのが人情です。
それに対して・・
「お前らは50%のハウスエッジで十分だよ。」
と、言わんばかりです。
「3丁目の八百屋で野菜を買ったら、罰金だからな!」
と、言っている1丁目の八百屋のオヤジと一緒です。
因みに、罰金を払ってでも海外の宝くじを買う場合の損益分岐購入額を算出する公式は以下のようになります。
(宝くじ購入額×50%)−(宝くじ購入額×海外宝くじのハウスエッジ) > 罰金額
となった場合には海外宝くじ購入の方がお得となります。(?)
あれ?
Crapless crapsの話しでしたよね?
で、
パスラインベットのハウスエッジが高いcrapless crapsですが、Precision shooterを自負する私にはどうかと言いますと、はなからパスラインにベットするのはシュート権を得るためだけに賭けています。
ですからミニマムベットで十分です。
Place betのハウスエッジは他のクラップスと変わりありませんし、このルールの特色はシュートの回数が通常のクラップスよりも多くなります。
よって
「上等じゃないの。」
との気にさせます。
パスラインベットとプレスベットとのベット比率を変えれば通常のクラップスよりもシューターを長く出来ることでお釣りがきます。
多分。
6 27
7 63
8 48
ん〜。
ちょっと疲れてますね。
って、ことで、ブラックジャックで気分転換です。
ココのシングルデッキは全てスーパーファン21ですから、当然パスです。
2デッキはH17ですからB級ですが、プレーするに価いします。
ミニバンクロール$3000で勝負します。
このミニバンクロールとは一回の出撃(1セッション)であり、ひとつの区切りです。
良く「ツキが無いと感じたらテーブルを離れろ。」と言っている自称カジノの達人がいますが、これは違います。
何が違っているかというとアドバイスになっていないのです。
だって・・
最初から・・
これからのツキがあるかどうかが分かるなら苦労しません。
ですよね?
皆様の経験で・・
「途中までは、かなり負け越していたけど、後半盛り返して結局イーブンだったよ。」
と
「途中までは、かなり良かったんだけど後半やられて結局イーブンだったよ。」
と
「今日はツイていたから、最初から最後まで好調でかなりの額を勝てたよ。」
と
「今日はツキがなくて、最初から最後まで良いとこなしで、かなりの額負けたよ。」
の、どれが一番多かったですか?
ほぼ同じですよね?
要するに、過去のプレーの結果により、未来を占うことは不可能です。
ツキと言う言葉は過去の結果に対しての単なる感想であって、未来予測には何の役にもたたないのです。
ですから、私は「石の上にも3年」タイプです。
しかも私の場合はワーププレー(BEAT THE HOUSE SEASON1参照)も併用していますので、テーブルに長く座っていることにより、アドバンテージが増加します。
石を暖める努力を続けています。
言うなれば、「石の上でも擦り続けて3年」です。
しかし、長くいればヒートの対象となりやすいので、ヒートされやすいプラスの場合にはミニバンクロールの3分の1の利益で席を立つようにしています。
で、
今回も、私の今まで培ってきたスキルを最大限に発揮し、経験に基づくカモフラージュも完璧に行っていたのが、結果につながらない筈がありません。
簡単に・・
サラリと・・
2ミニバンクロール分が無くなりました。(所要時間1時間)
ノープロブレム。
アドバンテージプレーヤーに金額収支などは大した意味は持ちません。
ギャンブラーと言うと狩猟民族的なイメージがありますが、私は違うと思います。
寒さに強くなるように品種改良を重ね、水や肥料の日々の手入れを忘れずに、自分の作品の成長を見守る。
そうです。
ギャンブラーとは間違いなく農耕民族です。
天候不良、天災等のイレギュラーな被害はありますが、必ずいつかは、花が咲き、実がなります。
「人事を尽くして天命を待つ」です。
でも・・
【笑っちゃうね】――バスト確実
【今だから言えるけど】――なんか5
ストラトスフィアの屋上遊具で先日事故がありました。
乗客は全員日本人だったらしいです。
今回も幼気な日本人観光客がストラトスフィアの2デッキブラックジャックで事故に巻き込まれたのは残念でなりません。
でも・・
後悔は・・
後にも先にも役にもたたず
です。
皆さんはカジノとの相性ってあると思いますか?
きっと、ちょっとした偶然が生み出した錯覚なのでしょうが、ありますよね。
気を取り直して向かった先は、私の不敗神話の聖地である、リピーター人気第2位の爆破カウントダウンが始まったスターダストです。
相性抜群です。
真っ白なカードの裏を見ると、負ける気がしません。
裏口の前に車を止めます。
BJテーブルに座りたいとの逸る気持ちを抑えて、クラップステーブルに向かいます。
2台にディーラーがついていて一つは満卓でもう一つはエンプティーです。
当然エンプティーテーブルです。
Belly up to craps table
と言う言葉をご存知ですか?
殆どのBJカードカウンターはBJしかしません。
ですから、他のゲームをプレーすることがカモフラージュになるのです。
その「他のゲーム」の中で一番の人気が高いのはハウスエッジの低いクラップスです。
ですから、私も必ずクラップスを先にプレーするようにしています。
で・・
総投数 155
6 30
7 29
8 25
ほらね。
相性良いでしょ?
この勢いのままBJテーブルに向かいます。
スターダストはシングルデッキBJが凄く増えましたが、SF21か6:5BJのどちらかです。
パスです。
で、
ここでの狙い目はAクラス2デッキBJです。
S17のツーデッキがおいてあります。
ただ、気をつけなければいけないのはH17のツーデッキも混在していますから、注意が必要です。
テーブルに書いてある「Dealer must draw to 16, and stand on all 17’s」の文字をお確かめになって着席するようにしてください。
最初のテーブルでは、段々と右肩があがり、目標のMBR(ミニバンクロール)33%をクリア。
「そうだろう。」
気を良くしてテーブル移動。
スターダストは常連さんが多いのは説明しましたが、それはローカルギャンブラーにも言えます。
そのテーブルも喋りまくりテーブルです。
「あれ?今日は田中さんどうしたの?」的な会話が飛び交います。
ディーラーも年配系だと一緒に会話に入り盛り上がっています。
そんな時・・
ファーストベースと中央のプレーヤーが話している時にファーストベースに2枚Tカード20のハンドが入りました。
ディーラーは喋っている中央のプレーヤーの方を見ていて、誤ってファーストベースにカードを出してしまいました。
そのカードは6。
慌てたのはファーストベースです。
「おおいおいおい、スタンドだよ。」
と言ってカードを見せます。
ディーラーがフロアーを呼びます。
一通り説明が終わるとフロアーが2番目に座っていた私に
フロアー「どぅーゆーにーど?」
と言って6を指差します。
私「いえす。」
実は私のハンドは15でした。
フロアー「続けて良いよ。」
ディーラーのアップカードも8でしたから、6が欲しい私は6が見えてなくてもBS通りにヒットするだろうとの判断だと思われます。
で、
私の番です。
黙って・・
下を向いて・・
緊張しながら・・
カードをオープンにすると、賭け金の同額のチップを、今賭けているチップの左側におきました。
そうです。
ダブルダウンです。
あんなに騒がしかったテーブルが沈黙します。
もう人としての生き方との決別ですね。
温情裁定にこの蛮行です。
しかし、ダブルをした方が期待値が高いのは間違いありません。
凶悪な殺人鬼に母親を殺された息子の敵討ちだったとしても・・
期待値刑事は見逃しません。
勝負とは非情なものです。
善人が勝ち、悪人が負けるわけではないのです。
そして、甘さを断ち切り、非情に徹した私の収支は・・
やはり相性ですね・・
カッチリ・・
2MBR負けました。(バチ?)
ノーブロブレム
アンド・・
ノーマネーです。
伴侶のプレーしているテーブルに向かいます。
私がプレー中の伴侶に近づくことはまずありません。
近づく時は「破産」した時です。
彼女も、そのことを知っています。
伴侶「負けたの?」
私「うん。」
伴侶「帰ろうか?」
私「うん。」
彼女が「トイレに行ってくるから、キャッシャーしといて」と言ってチップを私に渡しました。
「結構勝ってるな。」と思われるチップを一気に賭けてしまいたい衝動をこらえて、キャッシャーで両替します。
そしてトイレの方へ行こうとする途中に、店の前においてあるメニューボードに喰いついている伴侶を発見しました。
私「お腹すいたの?」
伴侶「これ見て。」
それはメニューボードではなく、大会参加募集の看板でした。
その大会名とは・・
KARAOKE
参加費 $30 優勝賞金$1000
私「カラオケ大会なんかやってるんだ。」
伴侶「火曜日 7時からだって。」
まずい。
不吉な予感が私の脳裏をよぎります。
伴侶「出てみようかな。」
ホラきたよ。
子無し、職無しの彼女は習い事マニアです。
1年前に、何の役立つんだかのボイストレーニングに通っていました。
伴侶「ちょっと話し聞いてくるね。」
と、言って店に入っていきました。
伴侶「参加者は6時までに来てください。だって。」
私「で?」
伴侶「出るよ。」
ラスベガスに到着して12時間。
負け先行で再起にかけるアドバンテージプレーヤー
と
カラオケ大会に参加を決めたお気楽主婦の・・
運命は如何に?